新着情報・ブログ
こんにちは!
今回は、FIPと診断され、84日間の投薬を無事終了した猫ちゃんをご紹介します。
マンチカンとラグドールのmixのモカちゃんです。
近医にてFIPと診断を受け、当院を受診されました。
【主訴】
食欲の軽度低下、発熱(40℃)、ふらつき
【検査結果】
・血液検査:貧血HCT19%(正常時HCT30%以上)、高タンパク血症、蛋白分画の異常
・超音波検査:腹腔内リンパ節の腫大、腹水の貯留
腹腔内のリンパ節の猫コロナウイルス 遺伝子検査においてFIPと診断
【診断】
FIP混合型 後期
【治療】
検査結果からFIPを強く疑い、治療をスタート
投薬7日目、食欲・元気100%
投薬14日目、貧血はHCT27.4%まで改善、腹水は消失した
投薬30日目、貧血・高タンパク血症改善、腹腔内リンパ節は縮小し
正常の大きさになった
MUTIANの副作用により、折れ耳になり、口周りの毛も薄くなりましたが、これらの副作用は投薬終了後数週間で元に戻ってきます。
体重も増え、お腹いっぱいご飯を食べられる様になりました!